ラン科植物は植物で最も進化した植物である!
ランの根がラン菌と共生して菌根を具備するまでに数千万年の時間を要した。
劣悪な環境に適応するためにである。
不毛の地で生きるためにである。
そこには狡猾で巧妙な・・・・生命を継承するためには・・・なんでも有りの方策をとった。
森の支配者には地上の支配者と地下の支配者いる。
巨木はお山の大将である。
では、地下、地表の大将は・・・・枯れ葉の掃除屋・・・材木腐朽菌である。
着生ランは、地上の支配者樹木に寄宿し・・・地下の支配者と密かに共生して生き延びてきた。
そのためには絶対ラン菌との結びつきが必要だったのである。
それがランの進化である。
ところが・・・・
現在のラン菌の棲息しない用土での栽培というのは、
ランの進化を逆行して・・・・一気に数千年前に逆戻りするようなもの。
アインシュタインの理論に・・・そういうものがあった!
過去に行ける!
恐竜時代に行ける・・・・そんな映画も、TVドラマもあった。
それがラン栽培では、ドラマでなく・・・・現在行なわれているのである!
ランの立場から見ると・・・そういうことである。
これでは、何のためにランが苦労してラン菌と共生する発明を行ったのかわからない。
ラン栽培が難しい。
なかなか咲いてくれない・・・・
枯らしてしまった・・。
このことがランの隆盛、大普及にならない原因は、
突き詰めて考察すると、植物進化、ランの進化を削除無視して、
逆進化の栽培を行ってきたからである。
こういう栽培を蘭界は約200年行ってきたのである。
天動説と地動説みたないものであるが、植物自生地の根圏というのは、
小さな宇宙である。
だから・・・あまりに広大で奥が深いために、科学のメスが入れないエリアだったのである。
ラン菌を削除したほうが単純で解かりやすい!
そういうことで、研究はラン菌を削除してもランを作れる技術の方向に向った。
しかし、生物の世界はそんな単純な仕組みで成立っていない。
あまりに安直な園芸になっている。
園芸講座になっている。
ほとんど公民館のカルチャー講座レベル。
ネットのブログを見ても解かるように・・・・。
ラン菌が棲息しているSUGOI-neの開発で、
ようやく、ランの進化に添った本当のランが喜ぶ栽培が可能になった。
これがSUGOI-neの根本である。
栽培上のアレコレの問題は、テクニックは・・・・枝葉末節でどうにでもなる!
そんなものは無造作に解決できる問題である。
栽培マニュアルの通りすれば、枝葉末節のことは・・・ぜーんぶ解決する!
逆進化のラン栽培
自然の法則にさからった技術は崩壊する。
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